仮面生のリベンジ日記

仮面生がメンタルを保つために記した日記です。

東大不合格体験記(英語ver.)

 現役時51点に終わってしまった英語、13点で落ちてしまった私にとって最も大きな課題となっていて、次回で確実に決めに行くならここで最低20点は上げなくてはなりません。

今回は現役時代(高2の夏休み~)の勉強の間で何が足りなかったのか、自分なりに考えてみることにしました。。。

 

1,東大英語の概要

東大英語は120分で120点満点の試験です。(大問ごとの配点は非公開)

大問の内容は毎年テーマが概ね決まっており、多くのサイトでは過去問の入念な対策をすればある程度の点数は取れる」という決まり文句とともに書かれています。

 

 

が、大変文章量、問題量が多く、時間が足りず全ての問題を解ききれないという受験生が多発してしまうのです

(それが僕のことなのですが...)

 

 

各大問のテーマは(2022年度版)

1A:要旨要約

1B:長文内の空所補充

2A:英作文

2B:和文英訳

3 :リスニング

4A:文法・語法

4B:英文和訳

5 :長文読解

となっています。時間が足りなくなってしまうので解く順序、時間配分を決めるなど予め戦略を練って解かなくてはいけません。

 

 

2,僕の現役時の英語勉強スケジュール

僕が受験勉強を始めたのは高2の夏からです。

 コロナ禍真っ盛りで外出ができなかったときにゲームに飽きてしまってやることがなくなってしまったという、はじめは消極的な理由で勉強を始めたのです。

 

 当時は模試を受けたことがなく、駿台の高2全国模試でB判定(A判定まであと7点)という結果を取り、「自分には東大に受かる可能性がかなりある」と感じたのもきっかけの一つです。今思うと比較的得意だった数学が少し上振れただけではあったのですが、、、

 

 そして、都内の進学校生がこぞって通う鉄緑会に高2の7月から入会するのですが、そこで受けた英語の授業にショックを受けてしまいます。当時の私は「構文って何?」「否定語文頭倒置って何?」という風に、文法の基礎が頭に入っていないまま、入会していたのです。この時期であれば某授業をしない塾では肘井の英文法からやり始めてそろそろ英文解釈の基礎100なんてのをやり始めている頃なのでしょうが、友達に「入会テストは数学ができれば英語は単語ゲーだよ」と言われ、FGを徹底的に固めて数学ばかりをやっていたのです。この入会時点でかなり英語で遅れを取っているということがわかったものの、もう既に高校の文法を複数回勉強し終えた鉄緑会では演習が始まっており、解釈、英作文の基礎は自分でやらなくてはならないということに…先生の補助もありましたが、自分で基礎を沢山積まなくてはならないということもあり、私は数学の確認シリーズ、授業の予習復習でいっぱいいっぱいで英語の基礎が抜けた状態で高2を終えたのでした…

高3では、なんと鉄緑会の校内模試で英数偏差値30台を出し、とにかく絶望しました。私大専願に諦めようか迷いましたが、とにかくやりきることを決意。夏秋の駿台東大実戦で共にB判定を出し希望を抱くもそれは自分がやや得意だった数国で伸ばしただけで、本番ではその数国が伸びず落ちてしまいました…

 

 

 

3,何が足りなかったのか、落ちた原因

まずは何が足りなかったのか、各大問の手応えとしては、

1A:とにかく焦って主張がわからなかったがとにかく埋めた

1B:時間をかけたが選択肢を何入れてもしっくり来なくて、それっぽいものを埋めてしまった(自己採点4/12点)

2A:筋の通ったことをかけた気がする。あとは文法語法のミスの数次第

2B:すごく自信ある、というか一語一語丁寧にかけた(多少くどいかも?)

3 :終わったときは自信あった(自己採点14/30点)

4A:リスニングに同じ(自己採点4/10点)

4B:白紙。これが悪夢の始まり。

5 :記号はすべて合ってたし記述もかなり書けてたので満点に近い、ここは実力出せた

 

という風に1AB、3、4ABに大きな問題があります、、、

しかも4Bに関しては模試では常に9/12点を取っていたのでここで訳が思いつかず焦ってしまったのが1ABや3にも響いたと感じています。

 

 

4,これから何をすべきか、自分に対する戒め

この敗戦から一週間、私は何が足りなかったのかをずっと考えた結果、

まずは文法語法、構文の基礎を徹底し、かつ素早くアウトプットをできる状態にしておくことを心がけた勉強計画を前期は立てました。

 

速読即解ができるようになればそもそもの時間短縮に繋がり、メンタルを少しでも保つことができるからです。

 

また、後期は得点源の大きいリスニング、英作文を中心に自分が今まで養ってきた文法、語法を多方向にアウトプットしていく予定です。

 

そして次の東大受験では必ずリスニングの前読みに注力します。初めに取り組んだ和訳で失敗して時間が足りず前読み2分でAしか読めないまま始まってしまったので、今回はどっしりと構えてリスニングと勝負したいと思っています。

 

最後に、東大英語では自分のことを試験中でも客観的に見ることがとても大事になってきます。焦っているだけでは得点は生まれず、白紙の答案用紙が生産されてしまうだけです。もう同じ轍は二度と踏みません。